しがない女子高生。

何の取り柄も無くて劣等感に苛まれるけれど、精神科医になりたい高校生の記録です。

医師にならないと。

私は精神科医になりたい。

 

_______それには色々な理由がある。

親からのプレッシャー。

何か人の為になることをして自分の価値を見出したい。

私が医学部に受かればこれまでの劣等感は払拭されるのではないか、という淡い期待。

何よりも、他の精神科医よりも患者に寄り添った医師になりたい。

 

 

小さい時から医学に興味があった。親の書斎にある医学書を見ては「わたしの親は凄い人なんだなあ」と感じていた。10代になるまでずっと、私の親は全部正しくて、周りの人よりもはるかに優れた思考力を持っているのだと思っていた。

 

10代になって、色々な出会いがあった。(自称)進学校に入学して、自分より才能がある人、努力している人を見ては劣等感に苛まれた。私はどんどん堕ちていくように感じた。小学生の頃には先生に褒められていたのに、中学生になった途端に「どこにでも居る生徒」の一人になったような気がした。

 

 

私には何もなかった。そして、それまでは良く分かっていなかった「精神科」というジャンルに足を踏み入れるようになった。

 

 

 

小学生の時から医師になりたいと思っていたが、中学生になって自分には無理だ、と思うようになった。先生に「何になりたいの?」と聞かれて「心理学系の仕事に携わりたくて…」と嘘をついた。もう私は「お医者さん」にはなれないのだ、自分が描いていた未来は夢だったんだ、とコンプレックスを感じていた。

 

高校生になった。先生達は進路について口煩く言うようになった。そこではじめて、医学部を目指したい人がクラスの半分くらい居ることに気がついた。

 

「こんなに医師になりたい人がいるなら、私も目指しても良いのではないか」と思うようになった。学年で20番くらいの成績、これから頑張れば大丈夫。そう思いながら、私は「医師志望」となった。